医療を考える時期が来た

人口減少 老人増加 医師不足 財源削減などの状況でどう患者さんのため 医師のため 国のためにいい制度が作れるのでしょうか? KEY WORD 医療 改革 保険 医局 大学院 専門病院 学位 患者 医師 財政 奴隷 医局 無給 要求 診療報酬

金曜日, 1月 26, 2007

39 医療について裁判と保証

本日、NEWS でも放送されていましたが 県立大野病院の先生の裁判ですが  内部のものではないですし 帝王切開についてあまり詳しくないので 口を出すべきでないのかもしれませんが  患者さんの立場で言うと確かに納得行かないかもしれませんが  医療側の立場にいるものとしてはどれだけ気をつけても予想できないことがあることは認めてほしいという気持ちがあります。  同じ病院に勤務していた機能外科(眼科や整形)の先生が訴えられていましたが  それは結局収まったようですが  話を聞いていると 術後の生体反応はわからないことがあるというわれわれの常識と  そして患者さん側からみる医療観とはあまりにかけ離れているのはもう埋められないなと感じてしまいました  それは医師同士でも専門が違うとまったくわからないように。

ですので裁判に持っていってもさらに医療のことに詳しくない裁判官のかたそして陪審員制度がはじまるとさらに法律医療の素人のかたが参入するのでさらに時間がかかり  首をひねるような感情論に流されたような判決が出てしまうようでならないのです


つまり 保障と裁判というものはしっかり区別すべきだと思うのです

これもDELICATEな話題なのであくまで現時点での素人の私見と思ってほしいのですが

医療事故(もしくは不可避のこと)で患者さんに不幸な結果を招いたばあい

もちろん明らかな医療過誤であれば裁判に持っていくのは仕方ないとおもいますが   専門家から見て意見が分かれるような場合は  おそらくそれについては医学的に(こんな言い方は失礼ですがあくまで単純化するためですのでお許しください)どうしても予見できないものの可能性が高いので  その場合には保障はしっかりしてあげてそれで対応すべきだと思うのです  そうしないと  すべてが裁判に持っていかれると時間がとられ  その間の何年かはほかの先生が慎重な姿勢になってしまい 停滞してしまうと思うのです