医療を考える時期が来た

人口減少 老人増加 医師不足 財源削減などの状況でどう患者さんのため 医師のため 国のためにいい制度が作れるのでしょうか? KEY WORD 医療 改革 保険 医局 大学院 専門病院 学位 患者 医師 財政 奴隷 医局 無給 要求 診療報酬

火曜日, 1月 02, 2007

9?奴隷?奉公?(患者の奴隷 患者に奉公なら望むところです)

http://www.tokio-mednet.co.jp/nprogram/

のFAQに非常にすばらしい文章が載っておりました

このプログラムは比較的純粋な動機と好意で始まっています。応募してこられた先生方は尊敬すべき向上心をもった立派な紳士淑女の方々です。ですからみなさんには自由な身分こそ保証されるべきであって決して奴隷ではないと考えています。これはアメリカの受け入れサイドも同じ思いです。よって世俗的お礼奉公など全く期待しておりません。ただ自分が世間に対してどういう本質的義務を負っているのか、良き医師としてどういう義務を果たすべきか、そういう思いを巡らすような資質の持ち主を選抜するようにしています。

日本では学位や留学などの後お礼奉公という名のもと 自分の望まない分野をさせられたり 若い人の教育をさせられますが  それはその大学にとってはメリットがあるかもしれませんが 日本の医療界にとっては新しい知見や治療法の知識を得て帰ってきた先生を飼い殺しにしてOUT OF DATEにするだけの無駄な制度です いやいやすることはすべての人にとって望ましくないことです。

つまり医局内で人事育成をしようと思うからだめなのであって 専門によって全国から医師を公募すれば したいことをでき そしてそのことがしたい若い先生を教えるというMOTIVATIONをたもてる環境が作れると思うのです

人生は無駄な時間をすごすほど長くないのですよ  これまで慣例だからこれからも続ける理由にはならないのですよ   同僚にこのブログを見てもらったところ  ある科の学会では専門医を取るのに大学での研修を義務化したところもあるようです。 何度も言いますがMOTIVATIONはそんなことでは保たれません  歴史が物語っているでしょう  (もちろん苦肉の策で奏されたのだとは思いますが  そんな策で数年持ったとしても長期にはWORKしませんよ)

医師は学会や医局や教授の奴隷であってはならないのです  患者さんのためにどうすれば一番自分が役立てるか考えてください  特に大学院生や留学帰りの先生。

日本では大学の医学部は研究を中心に行っているとしか思えません。もちろんそれはすばらしいことであって 優先順位は患者さんの臨床中心でそのあまった余力で研究をすべきであるのに  それを逆に思い込んでいる先生方が多いことには同業の方はお気づきでしょう。 大学の研究仕事のためにアルバイト先ではいい加減な対応しかしない先生 研究を理由に臨床をおろそかにする先生   皆さん 自分の周りにもたくさんいるでしょう?
大学病院=最高の臨床教育機関であるはずが、どこかずれてしまって研究主体の機関になっています。そこで医学教育が行われているので勘違いする医師が増えるのはあたりまえな気がします。

特に社会全体が知るべきなのは、医師の仕事が、金銭的にはほとんどボランティアで成り立っている実情です。 無給の状態などだれが望んでこんな仕事しますか?  医局が無ければ こんな馬鹿な状態はありえません  つまり縛りがある状態です  これは健全な縛りとは思えません
やはりやる気の失せる人が出てきても不思議ではない状態ですね。あらゆる大学病院職員(もちろん教授も)任期制、能力給年俸制で評価の対象にされるべきであると思います


そのためにも研究分野と臨床分野は分けるべきです。もちろん臨床的立場による研究は必要ですのでそのIDEAは臨床家が出してそれをPhDなどのプロがしっかりお金をもらってフルに実験してもらうシステムを作らなくては

臨床や教育、あるいは臨床成果に結びつく研究で立派な功績を残した結 果として教授になるのであれば名医になり得ますが、日本の現実では教授になったから医者として立派ということには必ずしもならない。人格的にも問題な先生も多いですし 臨床を無視して基礎研究に没頭できたからIFがたまり教授になれた現実を謙虚に見つめる 必要があると思います。(つまりIFをためるために基礎研究をしているという人もいます  それであれば基礎の教授になればいいとおもうのですが)

それと前回も専門病院を作ってその科を集約させたほうが良いという話をしましたが  医局は病院の人員を埋めるためにローテーションさせていますが それで派遣されている医師は幸せでしょうか? 患者さんは幸せでしょうか? 医局は幸せでしょうか? 派遣される側の病院は幸せですか?だれもそうでないと思います

専門病院を作れば 人員は公募せいにして  興味のある仕事のみをできて 本人は幸せ  大学は医局の面子のために病院をうめるという人事を考えなくて幸せ 好きな仕事に医局員を没頭させれて医局員も大学も幸せもちろん医局に戻るかは本人の判断次第) 患者さんも医師が変わらなくて幸せ 
 病院も医局に顔を伺わなくていいし幸せ

飼い殺しの。システムがすべてを不幸にしているきがします

みなさん少しの勇気を持って医局に意見を述べてみては如何ですか?それは反発ではありません 当然の権利だと思うのですし  こういったことさえ見えていない先生が多いと思うので 目を覚まされる先生が覆いと思います もしもわかってくれないならそれはいるべき医局ではないと思います  

このシステムはあと数年も持たないと思いますよ