5?提言3 入局の分散&保険点数の上昇(もちろん不適切なものに対しては罰則は厳しく)
50年後の人口統計では日本は現在の1億3000万人から8000万人になり 老年者を支える就労者の負担が増え かつ疾患にかかりやすい老人が増える将来 いくら予防医学が発達するかもしれないとはいえ 医療の必要性が増えることはあれ減ることはないと信じる
医師を増やすということを行うようであるが これを行っても老人が多いにもかかわらず 若いMDには人気の無い地方の医師不足の解消にはならないと思う
マッチングの制度は医局制度の力をそぐ上で厚労省的には良かったかもしれないが結局は地方医療に携わる医師の減少が加速されているようなきがします
まずは大きく開業医の先生方にはスクリーニングの役割をしていただき
ある規模以上の病院では専門性を持ったクリニックだけを行い 救急を除き 飛込み診察を禁止すべきだと思う
診療報酬は別にしてこのシステムは欧米を見習うべきだと思う
そしてそのためには医局の垣根を越えた人事異動も必要だと思う 結局今のシステムでは医局のこまの中でその病院の特性よりもこまを埋めることが優先され 前任者と異なる専門をもつDrが患者さんを引き継いだ場合不幸になる
そのようなお互いの不幸防止のため その専門病院に来たいDrは来てください と 全国から人材を医局経由でも良いからするべきだと思う
縛るのではなく 自由な人事交流をすることで 他大学、他病院の文化が入り いいところを吸収すればよいと思う
今は囲い込みがすごくて 労働力のほしい医局と 都会にいたいMDの価値観が一致して都会に集中している しかし
市場原理が働き 医局が市中病院に派遣したくても買い叩かれるのがおちである
だからまずは入局人数の制限を行うべきである
特に現在はアメリカ同様QOLを求めるDrが多いのでいわゆる救急疾患が無く時間的な予定の立てやすいいわゆるマイナー科が人気である 。これはDrも人間なのでそれを否定しても始まらない
そういう傾向にあることを認めた上で対策をしていく必要がある
現に官僚になる東大卒業生がへり QUALITYにかげりが出ていることが問題視されている。
だれが好き好んで仕事がHARDで天下り先も減り 攻撃対象になりやすい そして給料の安い官僚になりたいであろうか? というのが彼らの本音らしい。
もともとI種試験なんか余裕で通る目先のきく 優秀な人材はどこにいっても通用するので 同じしんどい思いをするなら金融やコンサルに流れるであろう
同じように医師の世界でも国家政策によって人生が変わりにくい 美容整形などに流れつつある
実際 今 教授をしているDrたちは自分のご子息をMDにしたいかときかれれば 昔の教授と比べて格段にYESの解答は減るであろう
命を預けるDrになるような人たちは 高校時代はいわゆる成績優秀者であることが多い(もちろんそれがMDに向くかは別にして) そのような優秀な人材の自己犠牲の上に立っていた日本の医療は COOLな若者によって将来永劫 人材を受けることができるであろうか?
NOである
次に 大病院で頑張っているのに赤字なのは異常ではないか?
?大きな病院を専門性の高い病院にすることにより診療報酬を上げる
?開業の先生がたにかかりつけ医となってもらう(ここで診療報酬を下げると反発が出るのでそれは微減もしくは現状維持にする)
これまで医者の世界は頑張ろうとすればするほど
(大学院>留学>大学(無給)などのコースが待ち構えており)開業の先生はいいな 頑張っても自分のためにならないし、、開業でもだという意識が強かった
しかし上記のようにすることにより 頑張った先生方はそれなりの報酬を受ける そして開業の先生方もしっかり勉強できる(あらゆる患者さんがまずは開業の先生方の診察を受けるので)
しかし専門性を保つためには
いまの研修医制度を再度ストレート研修にもどし
専門性を高めるには普通の研修を終えた後、大学などのFELLOWとして追加研修を1?2年積む必要があるようにすれば良い
そしてそれを選ばなかった人たちは 小規模病院 や歯科の先生方のように直接開業の先生のところで研修すればよい これさえも自分で選べない医局制度はおかしいのは事実である。 開業の先生でもすばらしい技術を持つところもたくさんあるのでそういうところに負けないようにするのが大学の役割であろう
そして専門病院のFELLOWをこれは地域人数制限制度にしてこの大学は何人と決めておくのだ
そうすればじきにに日本中均質化してくる(それもあくまで大学の壁を払うために大学出身を問わない制度にするべきだ)
そしてでは雑用はどうなるんだ??という医局の先生方もいらっしゃると思います
でも 誰でもできる投薬を教授にお願いしますか?
逆に難しい大手術を研修医にフルに任せますか?
教授にはもっとおおきな仕事(新しい情報をいろんなところからもらって医療技術の向上につなげてもらったりしてもらうでしょう
同じように雑用 はクラークを雇えばいいんです もちろんダブルチェックは絶対に必要です(しかし それは医師が自分ですべてするより時間の節約になります)その時間を生きた時間として患者さんに使うのです
病院で稼ぐのは誰ですか?
医師がいないことには始まりません そのような有意義な人材を大学で子飼いにしておく 。雑用に使うために大学院にいやいや縛ることが健全でしょうか?医局運営のみを一時的にしのいで 結局まわりまわって診療報酬の低下などを招いているようにおもえます
クラークさんを雇えば悪循環を断ち切れるように思うのですが そのような働きかけこそ教授にそして国にお願いすべきだと思います
それと赤字ついでに もちろん診療報酬の偏りや安さに起因していることもありますが
数年前まで特に診療報酬などに関係なく診療を行っていた教授陣が(もちろんいまは独立化などで気にするようになっているでしょが) そしてこれまで人事のマネージメントはしてきたかもしれませんが いきなり経営マネージメントもしなくてはならないというときに能力を発揮できるたくさん人材がいるでしょうか?
経営のバックグランドを持った人も必要でないでしょうか?
しかし経営のみしか知らない銀行などからの出向者では現場の声との対立も深まるので
留学に出す人材 お金を国内や海外のMPHやMBAに行かせれば良いのではないでしょうか?
(もしもこれをよんであんたが行くならスポンサーするというかた ご連絡下さい 私もそちらに非常に興味があります )
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