医療を考える時期が来た

人口減少 老人増加 医師不足 財源削減などの状況でどう患者さんのため 医師のため 国のためにいい制度が作れるのでしょうか? KEY WORD 医療 改革 保険 医局 大学院 専門病院 学位 患者 医師 財政 奴隷 医局 無給 要求 診療報酬

土曜日, 12月 30, 2006

3?提言1 医局の都合による 無給医や大学院生召集をやめてはどうか?


医学博士の論文&学位は必要でしょうか? もちろん私は 必要だと思う面もあります  その医師の基礎的な知識レベルの向上と臨床への応用。しかし 現実に 国家財政が苦しく医師不足が叫ばれるなかでも必要なのでしょうか?(これは研究を否定しているわけではありません  これまでそうやって日本の医学が発展してきた先輩方の貢献には尊敬の念を持っています)
私が言いたいのは あくまで現実問題として  医療の世界にいない人たちにも納得の行く 妥協案としての面があることもご了承ください
私が言っているのは 医局の都合によっていやいやながら大学に授業料を払ってアルバイトしながら研究よりも外来や病棟をさせられて さらにアルバイトをしなくては生活しなくてはならないような大学院生の廃止のことである。
実際 そのような時間制約の中でまともな研究ができるであろうか?  (自分の将来のVISIONに沿った研究ができる方はそれでもかまいません ) Noだと思います
Journalを読んでMDの実験と明らかにさのあるNonMDのPhDたちの発表する論文のほうがレベルが高いことに皆気づいていることであろう。科学に国境は無いというが  科学者の環境には国境はあるのである。日本ももっと科学立国を目指すなら もっと 人的 時間的 経済的資源の有効利用を考えるべきである
アメリカに行けば日本人MDは遊学と揶揄され  そして帰れば 全く関連のない臨床のために一般病院で働く もしくは大学に戻され、医局の指示でいやいや大学院に戻ってきたDrたちの教育に借り出され  そのようなレベルの高くない卒業のためだけの論文のために国家財政が食い尽くされ 時間のない中さらに臨床レベルの低下が引きここされるだろう  
これまでは良かったでしょう  アルバイトで生計を立てれました
しかしこれからはどうでしょう  診療報酬の低下  病院評価 そしてかかりつけ医 マルメ  数十年前とかわらぬアルバイト代  これがデフレ時代であればいいでしょう  しかし貨幣価値の相対的低下が明らかななか自分の首を絞めているようにしかおもえません  過去にしていたからそのシステムを維持するというままでは 改革はできません
そして診察 手術をしたことのあるものなら誰もがわかっていることですが
自分の患者として責任を持たないとレベルの向上は満たせない かつ おなざりになるのはあきらかだ  いくら本日は00大学の先生がこられているといえども大部分は大学院のアルバイトなんて事はこれからは白日の下にさらされるだろうし、知っている患者さんは知っているだろう。そして病院もMDをかばってくれなくなった現在 アルバイト先での事故などが将来を閉ざしてしまう結果とならないことを祈るだけである
アメリカではAMBULANCE CHASERといわれる弁護士がいるくらい弁護士がたくさんいる現状 同じように新しいシステムで同じような轍を踏みつつある日本の法曹界。いやでも医療訴訟につながるでしょう

自己責任で選ぶことを知らない患者さんたちは望ましい結果にならないと訴訟に訴え  医療界を知らない弁護士の増加で意味もない訴訟で患者は搾取され 医師は訴訟を恐れて積極的な治療を控える傾向、、、、、  おそらくそうなるでしょう、

そうならないためにはしっかり臨床技術を身につけ責任を持った治療をすることが大切だろう

話を戻すと じゃあ 無給医でも大学院生でもいいから勉強したい人はどうすれば良いのか?
MD PhDを取りたい人は学生時代に8年コースかなにかにして取らせるか
 もしくは 臨床の現場を見て目覚めた人もそうすればよいがそれは少数にとどめ将来研究のDIRECTOR的な人材に慣れそうな人のみ行かせる様にすればよいと思う(そしてその間は経済的保障をするようにすべしだ)
現在みなさんお分かりのように4年間フルに集中して研究に没頭できる人は珍しいだろうし。 あくまで将来も続けるような そしてレベルの高い研究のできそうな人だけに限られた資源を投資すべきだと思う
そうすれば人材確保 外来手伝い  研修医の教育の肩代わりをさせられていて何のために大学院に来ているかわからないDrは一線で活躍できるし
医師不足の解決にすこしは役立つ
しかし  臨床的観点というのは研究のためには絶対に必要であるので決して分離してしまうというのではなくて医師はあくまでDIRECTORになり  そして 基礎的テクニックのあるポスドクやテクニシャンを雇えばいいともう
Drが研究をはじめるとなると  半年一年はまあまねしてテクニックを学んで 2年くらいで仕上げましょうか?という感じでしょうし  4年間という時間は先ほども言いましたように病棟などで時間を取られ 結局卒業が遅くなり  本来患者さんを治すべき時間が無駄に使われていることになる 特に戻すついでにご褒美に学位でもとらせようかという大学も多いでしょうし