医療を考える時期が来た

人口減少 老人増加 医師不足 財源削減などの状況でどう患者さんのため 医師のため 国のためにいい制度が作れるのでしょうか? KEY WORD 医療 改革 保険 医局 大学院 専門病院 学位 患者 医師 財政 奴隷 医局 無給 要求 診療報酬

月曜日, 2月 26, 2007

63 不思議な世界

同じ車でも軽は安いですがレクサスは高いです
エコノミーシートは安いですがFIRST CLASSは高いです

これに対して文句を言ってトヨタ、JALを訴える人はいません。これに関して異論は無いでしょう

自費診療ではいくら患者さんからもらってもOKですが  保険診療では決まった手技に対して決まった値段しか頂けません  

それぞれ付加価値をつけることによる診療費の差をつけることはできません
これでは上を目指しても収入は増えない、 上を目指さなくても収入が得れるということで上昇志向は少なくなります

日本でギャンブルは違法ですがラスベガスでは合法です
日本ではドラッグは違法ですが オランダでは合法です

これに関してはギャンブルをしたければラスベガスに行きます ドラッグをしたければオランダに行きます これに関しても異論は無いでしょう

国公立病院ではアルバイトは禁止ですが 私立病院では基本的にOKです
したいことがある技術 、自分が得意とする技術があればそれを生かせる病院にいきたくてもいけないことが多い

これに関して 当然好きな病院に行ってもらっていい技術を伸ばしていただくというのが皆さん患者さんにとって一番のいいことでしょう

しかしそれは不可能です  医局を出なければ

医局を出たければ 微妙なパワハラを受ける(認定医のとき大学からの判子あげないよとか そんなことはこれまでの常識に反している)

しかし 常識とは何でしょう その世界の中の常識であって患者さんの考える得意な先生は得意な分野を伸ばすために好きな病院で修行を積み 次世代の先生を教育するということを期待しているのではないでしょうか?


われわれは 自分で選択肢があるようで大学の微妙なパワハラで縛られていることが多いので 派遣社員と成り下がっているのです(勿論それでHAPPYな先生もいますが そうでない先生もいるわけで昨日書いたような  医局による人事影響力をなくさないと 絶対に改革はうまくいきません